国東市議会が行った定例会では、住民の安全や地域の活性化に関するさまざまな質問が上がった。特に、消防業務と投票率の向上が議題に挙がり、これらの問題が市民生活に与える影響について議論がなされた。
まず消防業務に関して、丸小野宣康議員が防災無線の放送についての質問を行った。彼は過去の火災時における放送ミスについて触れ、原因を問うと、手嶋幸吉消防長は「機器の操作ミスが原因であり、再発防止に努める」と述べた。これに対し、丸小野議員は、混乱を招く放送があったことへの懸念を表明し、放送範囲の見直しを提案した。
この中で、火災情報の送信範囲については、現在市内全域に波及するサイレンを流す仕組みがあるが、安岐町などの消防団員が迅速に現場に向かうことを妨げる要因となっているという意見も出た。手嶋消防長は「火災発生時の出動体制は分団単位で行うべき」としたが、議員たちは操作上の問題が再発しないよう厳格な対策を求めた。
次いで、投票率の向上に関する質問では、森浩昭総務課長が「近年、投票率が低下している」と報告。特に「投票しても変わらない」という市民の無関心が影響しているとの考えを示した。丸小野議員は移動投票所の導入に関連し、高齢者や移動が困難な住民への配慮が必要であると訴えた。