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支え合う地域社会への提案が相次ぐ名寄市議会

高齢者支援や地域医療対策、温浴施設の整備などが焦点となった令和5年第1回名寄市議会での議論を報告
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令和5年第1回名寄市議会定例会が3月15日に開かれ、重要な議題が討議された。議長の東千春議員が出席議員数を確認し、会議を始めた後、日程に沿った内容が進行され、特に地域社会の支援や医療施策に関する質疑が頻繁になされた。

とりわけ注目されたのは、高橋伸典議員による地域社会の支え合いについての議論であり、彼は「高齢者を支援するための地域社会の構築が重要」と強調した。具体的には、高齢者の日常生活を支えるために、宅配サービスや移動販売カーの導入を提案した。これに対し、市の松田こども・高齢者支援室長は、「現行では民間事業者によるサービスがあり、支援内容の拡充に向けた可能性を探る」と回答した。

また、地域防災力の向上についても言及され、気候変動に伴う災害対策が求められている中で、防災行動計画の策定が重要とされた。議員たちは具体的な防災事例を通じ、地域の安全意識を高める重要性に合意した。

一方、温浴施設の整備についても議論が交わされる中、市民部長の廣嶋淳一氏は「公衆浴場の必要性に関して、現在はすべての公営住宅に浴室整備が完了している」と述べ、民間での整備を模索する姿勢を示した。市内唯一のサンピラー温泉についても、地域活性化の一環としつつ、民間との連携を強化する方向性が示された。

さらに、地域医療についても市内開業医の現状が議題に上がり、馬場義人健康福祉部長は、地元医療の充足度が「十分ではない」とし、特に高齢化が進む中で医師の確保が喫緊の課題であると認識を示した。開業医誘致も進める必要性が強調され、医師会との連携を通じてより多くの医療資源を地域に呼び込む努力が求められた。